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周期に合わせた薬の飲み方
基礎体温を参考にしながら、それぞれの周期(月経期、卵胞期、排卵期、黄体期)にあわせて漢方薬を飲み分けることによって、妊娠の確率を高める方法です
月経期: | 子宮内の不要な血液をきれいに排出させ、子宮内膜をきれいにする。 「気」と「血」のめぐりを良くする漢方薬を用いる |
低温期: | 女性ホルモンの分泌を高め、卵巣では質の良い卵を作り、子宮内では着床しやすいように子宮内膜を厚くする。 卵胞を成熟させるために「腎」を補いながら子宮内膜を厚くさせるために「血」を補う薬を用いる |
排卵期: | 排卵をスムーズにする。「気」と「血」のめぐりを良くする薬を用いる |
高温期: | 黄体ホルモンの分泌を高めて子宮内膜をやわらかくし受精卵の着床を助ける 「腎」「気」「血」を補う薬を用いる。 |
周期療法の基本
1.補腎 養血
ホルモンのバランスや卵胞の成長など、生殖能力をつかさどる「腎」の働きを高めて、妊娠に不可欠な「血」を補う事です。
2.活血
「血」のめぐりを良くすることです。
妊娠力を育むのに漢方薬が有効
不妊症の相談に来られる方のなかには、冷え症、貧血、月経不順などの自覚症状を改善したいと願っている方、ホルモン剤で体調を崩したので、体調を整え本来の自然周期を取り戻したいと言う方、あるいは「年齢的に卵胞が育たない」「質がよくない」「卵巣の老化」など、高年齢を指摘され、卵巣年齢を若返らせたいという方が多く見られます。
漢方薬はその方の体質(元気不足、血液不足、冷え症、イライラ、体液不足、水分停滞)に合わせて、過不足を調整し、快適な体を作ることを第一に考えます。
そこに女性特有のホルモン分泌の時期に合わせ陰陽のリズムを的確にし、バランスよく周期が推移するよう補腎,活血、養血して妊娠しやすい体作りをしていくのが、本来の目的です。
漢方薬を飲むことによって
・体調がよくなった
・周期が整ってきた
・基礎体温表がきれいな2相性になってきた
・月経痛がなくなってきた
・排卵時、オリモノが見えてきた
・卵の質がよくなってきた
・子宮内膜が厚くなってきた
など、明らかに改善点が見られてきます。
「妊娠力を育む体作り」は不妊治療には欠かせないことで、その有力な手段が、漢方薬となっています。
そこには、漢方薬とホルモン剤の併用も可能であり、むしろ併用することにより、妊娠力アップにつながってくると期待されています。